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初心者のトレーダーが負ける理由

情報を疑わない

初心者の取引の基礎、業者選び、取引システムの使い方を探すのは良いですが、勝ち方、必勝法の情報などは存在しません。

レートに張り付いて見ている方も大体負け組です。なぜなら自信を持てる分析ができていない証拠です。

積み重なった手数料

なぜ負けるかのか言いますと、まず手数料がかかるので、投資期間が長くなればなるほど、売買回数が増え、儲かる人の比率は減ります。

逆に言えばスプレッドが縮小した今は、昔に比べて負ける人の比率が下がり、勝てる人の数が増えているはずです。詳細:超短期トレードした時の手数料

投資家の心理を利用される

私の経験では初心者が負ける理由は他にもあると思います。

テクニカル分析(グラフのみを使った分析)では、投資家が今は「買いが得する」または「売りが得する」というポイントがあります。

そういう時は絶対得すると思うので、普段より大きな勝負をしますが、そのポイントで仕掛けや、突発的な事件が起き、逆にふれた場合、大きな損失をだします。

具体的な心理状況:

ずっと円ドルがしばらくの間100円周辺であったときに、1万通貨買いポジションを持ったとします。

それから98円、96円、95円と下がっていき、少しの間95円周辺が続いた場合、この時点で5万円の損失です。

それから95.5円に上がったとします。これから上がりそうなどと少し楽観的になります。

5万円の損失を取り返したい、これ以上は下がらないだろうと考え、さらに3万通貨買いポジションを持ちます。

ここで上がった場合、損失を取り返したことに安心して決済します。

これでブラスマイナス0。

逆に90円未満になってしまった場合は、最初のポジション10万円、後のポジション15万円、合計25万円の損失となり、冷静な判断が難しくなります。

これがFXでよく言われる心理戦の一部です。

FXで安定して利益を得ている知り合いが数人いますが、そういう方は我慢強く、軽い気持ちではなく、生活をかけているのでFXでの取引を楽しんでいないように見えます。

だから、簡単に疑わしい情報に躍らされないのだと思います。

結論

投資の本質というべきものなのか、ほとんどの人が小さく勝って、大きく負ける。

人の心理の問題であり、20回のうち19回は1万円勝てるとし残りの1回は30万負ける取引があるとすると、どうしても19回の方を選んでしまう。

当然、反対のことをすれば勝てるはずなのですが、人と違うことをする勇気、負け続けても正常でいられる精神力を身につけるなどの相当な訓練が必要となることがわかります。

細かいことですが、複数の業者でデイトレードをするのにネットバンクの開設もせずに取り引きをしている人もいますが、勝てるはずもないと思います。ロスカットのリスクと手数料を甘く見すぎです。

低資金ではじめるのも、負ける理由

長期間放置できるほどの資金があると負けにくくなります。例えば、ドル円が70円になっても強制ロスカットにならない位の資金を持っていればあがるのを待つことができます。

これらが一般論ですが、実際には「金持ち喧嘩せず」という心理状況が一番重要なのかもしれません。

円高が長く続いたのも初心者が負ける理由

為替市場における日本の個人の傾向として高金利通貨が好きというのは、昔からあるように思います。

金利差を消す程の円高にはならない安定した相場が続くと、個人は総体としては儲かっている人が多く、逆に金利差での稼ぎを超えるほど円高にふれると個人総体としては損をするという傾向があるようです。

むすび

簡単に稼げるのであれば誰でも稼いでいる。実際にかかる手数料を知る必要がある。

資金がない場合の投資は負ける可能性が高い。

短期トレードの場合、最低でも手数料分は稼ぐ必要がある。



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